退院支援ナースはどんな職種と関わるの?
こんにちは。キウイです。
退院支援ナースの仕事は
どんな職種と関わっていくと思いますか??
「医師、看護師、リハビリ、栄養士とか?」
なんとなく、院内にいる人たちを
想像しがちですよね。
もちろん間違いではありません。
どんな職種と関わるのか
しっかり分かっておくことで
誰にいつ、困ったことを相談したらいいのか
分かるようになります。
(悩んでるけど、誰に言ったらいいのかな)
そう、1人で抱え込んでしまい
1人で悩むことになってしまいます。
私もそうだったので
良くわかります。
ですが、しっかり周りとコミュニケーションを
取り、役割を知っておくことで
この内容は、あの人に頼れば良い!
と、相談できるようになっていきます。
まず、退院支援ナースは
1人で動いて1人で抱え込んで
孤独になっていては
絶対に上手くいきません。
いかに、周りを巻き込んで
みんなで悩みを共有できるか
だと思います。
それでは、どんな職種と
どの様に関わっていくか
お話していきます!
★医療ソーシャルワーカー
国家資格である、社会福祉士や
精神保健福祉士を持っている方が多いと
思います。
医療制度や社会制度に詳しいので
患者に合った社会資源の活用を
提案してもらえます!
(ADLが落ちてしまったけど
自宅に返すにも今のままでは難しいかな…)
等、悩んだ時に相談すると
「介護保険を申請するといいよ!」
「難病があるけど、身体障害者手帳は
持っているの??」
と、制度の申請等のサポート、
助言がもらえます。
★医師
退院支援を進めるにあたって
主治医の指示は絶対に必要ですし
方向性の確認も、こまめに
行っていく必要があります。
★病棟ナース
患者を1番近くで見ていて
1番良く分かっているのが
病棟ナースだと思います。
だからこそ、退院後の不安点や
問題点が見えると思います。
(薬のコンプライアンス悪いな…)
そういった細かな情報を
問題として、退院支援ナースに
伝えてもらえると嬉しいですね!
退院支援ナース側からも
積極的に声かけして関わって
いきましょう。
★薬剤師
どんな薬をどれだけ飲んでいるか
退院後、管理するのは誰なのか
カレンダーに配薬すれば
管理できそう!!等
薬剤師とも、相談してみると
お薬の調整や管理が
スッキリしていきます。
入院中の早い段階から
薬を減らしていけないのか?
残薬がバラバラでどうしよう等
ミニカンファレンスができると
1番良いですね!
★リハビリ
ADLがどこまで拡大するのか
どこまで実用性があるのか
入院中から退院後の目標に応じて
リハビリを行っていきます!
階段昇降する自宅の場合は
動作訓練を入れてもらったり
トイレやお風呂の動作も
自宅か施設かという退院後の環境によっても
目標設定が変わりますよね。
ぜひ、リハビリの記録も目を通して
参考にしましょう!
★栄養士
食事はとっても重要ですよね。
そこで、患者がどんな食事を
どのぐらいの量、どんな形態で
食べているのか知っておかないと
退院後に、食事面のサポートが
うまくできずに
低栄養になってしまい
傷の治りが遅れたり、褥瘡ができたりと
問題が多発します。
栄養士と入院中の食事摂取の状況を見ながら
退院後にサポートできる人がいるのか
早めに確認していくようにしましょう!
★ケアマネージャー
入院前から介護保険サービスを受けている
場合はもちろん、入院中に介護保険認定を受け
ケアマネージャーをこれから付ける場合も
退院後に介護保険サービスを
利用するとなったらケアマネージャーによる
プランが必須になります。
入院前からケアマネージャーが付いていれば
入院となった経過や治療方針を早めに連絡し
介護保険の区分変更等も相談しながら
進めていくようにしましょう!
★施設相談員
患者が施設より入院となった場合は
施設側は入院となったことは把握できますが
入院中の経過や治療方針は知らないことも
多いです。
退院支援ナース側から、こまめに情報提供し
また施設に戻ることは可能なのか
退所となる可能性があるのかも
伝えておくと良いでしょう。
★訪問看護師、かかりつけ医
入院前に訪問看護や往診等のフォローを
受けていた場合、自宅での状況を
看護サマリーとして提供してくれる
訪問看護ステーションが多いです。
かかりつけ医からも、診療情報提供書を貰い
入院前の治療経過や薬剤情報も
知ることができるので
ぜひ連携を取りながら支援していきましょう。
退院時は、入院中の経過が分かるように
看護サマリー、診療情報提供書を
持ち帰ってもらうようにしましょう。
上記で挙げた職種は、ごく一部です。
患者・家族と関わっていく職種と
連携を取りながら支援を進めていきましょう。
誰と関わっていく必要があるかは
患者1人1人で違います。
必要性を見極めながら
関わっていきましょう。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!