となりの退院支援ナース!それゆけキウイ🥝

初心者にも分かる!退院支援.退院調整ナースのおしごと♡

家屋調査って何をみるの?

こんにちは!キウイです。

 

みなさん、家屋調査へ行ったこと

ありますか??

 

病棟勤務だと、

なかなか行く機会は

ありませんよね。

 

よく、ソーシャルワーカー

リハビリスタッフが家屋調査へ

行っていると思います。

 

この、家屋調査って

一体何しているんだろう??

疑問に思ったことありませんか??

 

これを知っていれば

家屋調査で何を見て

退院後にどう支援が必要になるのか

 

または、退院までに何が必要か

明確になります。

 

「ここができるようになるために

リハビリをがんばろう!」

と、患者のやる気アップにも繋がります

 

ですが、家屋調査でチェックすべき

ポイントが分かっていないと

どんなサービスが必要になるのか

 

退院後にどんなリスクが

考えられるのか分からず

 

せっかく家に帰れたのに、また転倒して

帰ってきてしまった...

そんな事態になりかねません。

 

では、家屋調査を行うにあたって

どんな所に注目していくのか

説明していきます!

 

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【家屋評価項目】

 

①居住形態

→一戸建て(患者の居住空間は何階??

 集合住宅(マンション、アパート、エレベーターの有無

 持ち家?賃貸?

 

②屋外アクセス

→玄関の段差、玄関から公道までの距離と段差

 手すりの有無

 

③屋内アクセス

→廊下の幅、患者の居室からトイレ、浴室、

 台所までの距離、段差・手すりの有無

 

④居室

→洋室、和室、広さ、段差の有無、

 ベッド(高さ、手すりの有無)布団

 

⑤居間、食堂

→洋室、和室、広さ、段差や手すりの有無

 

⑥トイレ

→洋式、和式、広さ、ドア(開閉式、スライド式)

 出入口の段差手すりの有無、ウォシュレットの有無

 

⑦浴室

→屋内・屋外、広さ、ドア(開閉式、スライド式)

 出入口の段差、手すりの有無、浴槽の深さ

 浴槽からの出入り方法、シャワーの有無

 洗面台の高さ

 

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患者の退院時の状況から、入院前と同様に

生活動作を自立して行うことが難しく

環境整備や介入が必要な課題を

抽出していきます。

 

患者・家族と医療チームが目指すゴールが

共有できたら、家屋状況により

生活上生じる課題について、環境整備や支援を

進めていきます。

 

患者の生活環境のなかですでにあるものを

活用しながら、患者の自立を促すように

サポートしていきましょう。

 

例えば、移動時に手すりを設置しなくとも

家具や机を手すり代わりにできないか

 

夜間のみ尿取りパットで排泄し、

排尿が終わったらパットを自分で引き抜いたり

当てなおすことは可能か

 

等、患者の生活環境に合わせて

もてる力を引き出す生活動作が工夫できないか

一緒に考えていく必要があります。

 

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リハビリスタッフとも相談しながら

調整を進めていきましょう。

 

退院後に在宅へ向けて調整を進めていく場合

患者・家族が入院前にどのような生活環境で

どのように1日を過ごしていたのかを把握し、

 

退院後どのように過ごしたいか

一緒に目標として共有することが重要です。

 

チームで情報を共有し、

支援していきましょう!

 

今回はここまでです。

最後まで読んで頂き

ありがとうございました!