退院前カンファレンスってなに?
こんにちは!キウイです!
退院前カンファレンス
あなたの病院でも開催されたこと
1度はあるんではないでしょうか?
私も月に1~2回は
退院前カンファレンスを
開催しています。
「出席したことないし
師長・主任が出てくれるから
関係ないや」
なんて、悲しいこと
言わないでくださいね…
これを知っていれば
日常の看護の視点も変わってくるはずです!
患者・家族はみな
退院という大きな目標に向かって
リハビリに取り組んでいます。
看護師も同じに見えますが
病院側は、入院から退院まで
そして、その後の生活の場までを
時間軸で考えることが難しい状況にあります。
時間ごとに交代して看護をしているので
受け持ち患者に徹底的に関わるなんて
できない場合が多いと思います。
急性期では、知らないうちに
退院していた!
なんてことも多いですよね…
退院前に何のために
カンファレンスを開いているのか
何に向かって看護しているのか
考えてもらうきっかけになればと思います。
私たち退院支援ナースは
今後の生活が少しでも安心して
行えるように
退院後に携わるケアマネージャーや
訪問診療の医師などに加えて
本人、家族を呼んで実施します。
目的としては
①包括的なケアのための
情報共有
②患者・家族が安心して退院できる
環境づくり
③安定した退院後の療養生活の確保
上記の3点が挙げられます。
病院側としては、
医師、看護師、リハビリスタッフ
医療ソーシャルワーカー、薬剤師
栄養士など退院後重要になってくる
ポイントを押さえて
必要ある部署に声かけし
参加を呼びかけておきます。
では、どのような場合に
退院前カンファレンスが必要に
なってくるのでしょうか。
・高度な医療機器の使用
→人呼吸器、在宅酸素、栄養注入ポンプ等
・症状のコントロールが困難
→がん、心臓病、腎臓病、糖尿病等の
慢性疾患や難病
・医療ケアが必要
→吸引、経管栄養管理、ストマ管理
カテーテル留置、導尿、自己注射
腹膜透析等
・生活環境の問題
→独居、家族の介護力に不安がある、
住環境に不安がある
・経済的問題
→療養費用の負担困難
・心理、精神面
→認知症、精神症状、後見人などの
必要がある場合
退院後家族がどこまでケアできるのか
患者指導が必要になるのか等
先を見据えた看護が重要です。
病棟ナースにも、退院を見据えた看護は
できます!
「お薬の自己管理は難しそうだな…」
「自宅で奥さんがソフト食作れるのかな?」
など、、、
看護していて心配になったこと
ありませんか??
その疑問そのまま自分の中で
モヤモヤさせずに
退院支援ナースやリーダー、師長などに
相談してみましょう
その小さな行動が
患者の退院後の生活を大きく左右します。
機会があれば
退院前カンファレンスに参加して
体験してみて下さいね!
少しでも病棟ナースに
退院支援の視点をもってもらえますように。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!